居酒屋アルバイトといったら「時給高そう!!」なんてイメージを持つってしまうのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
本日は実際に居酒屋アルバイトの時給が“高い”のかについて考えてみます。
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採用条件の厳しい求人を抜けば、まだまだ高い居酒屋の時給!!
某求人サイトの平均時給のデータを参考に、比較のグラフを作成いたしました。
我らが飲食業界の平均時給は、東京都全体の時給と比較しますと約60円ほど低くなっておりますが、上記グラフを見てもらえばわかるように、コールセンターのような「週5日」「1日8時間」勤務が条件となる、学生が就労するには難しい高時給のアルバイトも含まれているのです。
(コールセンターに関しては、週3日、1日4時間くらいの学生でも勤務出来る条件ですと、時給1100~1200円が主流となっております)
そのため“学生も勤務可能”という条件で考えますと、飲食業界の平均時給は決して低くはないのです。
こうした部分を加味しますと、飲食業界の中でも時給の高い“居酒屋のアルバイト”は、まだまだ「高時給」の業種と考えて良いでしょう。
「深夜割増賃金」を含めると居酒屋の時給はまだまだ高い!!が!!
先に紹介したように、数ある飲食業の中でも時給の高い居酒屋業態は、深夜まで営業している店舗が大半となっております。
そのため、22時以降は「深夜割増賃金」の対象となり、さらに時給が跳ね上がるのです。
こうした割増賃金は法令として定められているため、24時間営業をしているコンビニやファーストフード業態も、居酒屋業態と同じように「深夜割増賃金」の対象になり、22時以降の時給は25%アップとなります。
こういった「深夜労働」を前提として考えた場合、居酒屋業態の22時以降の平均時給は1371円と、東京都の平均時給を大きく上回るのです。
このような時間帯による時給の変動があるゆえに、「居酒屋の時給は高い」という認識が広がったのではないでしょうか?
しかしながら、昨今ではコンビニやスーパー、ドラックストアーやファーストフードなどの営業時間の拡大や、店舗の増加、人材不足などによる時給の上昇などあるため、あながち居酒屋だけが時給が高いという訳ではないようです。
まとめ
求人サイトに掲載されている平均時給は、あくまでその求人サイトに登録されている店舗の時給を平均化したものです。
そのため、求められる勤務日数や就労時間が学生には適さなかったり、特別なスキルが必要で条件に該当する人が少ないような、高時給の業種が含まれているのです。
こういった部分を加味しますと、まだまだ居酒屋業態のアルバイトの時給は十分「高い」と判断していいでしょう。
さらに深夜までの営業による「深夜割増賃金」を加味すると、高時給のバイトと評価してもなんの問題もないと考えられます。
「居酒屋の時給は高い」という噂もあながち間違いではないようです。
とはいえ、深夜までのアルバイトは翌日に影響が出やすいので、学生の皆様はくれぐれも無理だけはしないようにしましょうね。